ダブルベルトコンベア

省スペース化や垂直搬送が可能なダブルベルトコンベア。ここでは、その仕組みやメンテナンス方法などの解説から、導入事例、取り扱いメーカー・販売店を一覧でご紹介します。

ダブルベルトコンベアとは

引用元HP：日本ファンドリーサービス公式LP
（https://d2eqrvy9.lp-essence.com/）

ダブルベルトコンベアは、2枚のベルトで搬送物をしっかりと挟み込み、垂直や傾斜方向への搬送を可能にした装置です。床置き仕様のため、従来のバケットコンベアと異なり、専用のピットを必要とせず、省スペース設計が実現できます。

また、搬送中に搬送物が溢れにくい工夫がされているため、鋳物砂や砂利など、飛散したり溢れやすい搬送物の搬送にも適しています。

ダブルベルトコンベアの構造・仕組み

引用元HP：日本ファンドリーサービス公式LP
（https://d2eqrvy9.lp-essence.com/）

ダブルベルトコンベアは、モジュール化した各パーツを組み上げる構造のため、作業現場にあわせて様々なバリエーションで設置が可能となっています。

搬送方向の反転が必要な場合でも、積替えをすることなく搬送することができます。

また、設置の際に地上に専用の穴（ピット）や上部に排出部のための余剰スペースを設ける必要がなく、省スペースで設置できます。

さらに、上下のベルトが搬送物をしっかり挟みこみ、搬送物が外にこぼれない工夫がされているとともに、搬送途中の全ローラーにエアー式圧力システムを採用しているため、搬送物を傷つけることなく形状にあわせて運ぶことができます。

ダブルベルトコンベアの
メンテナンス方法

ダブルベルトコンベアは、一般的な平ベルトを使用しているため、交換部品が手に入りやすく、メンテナンスが簡単です。

また、搬送中に粉塵やゴミが飛び散りにくい設計により、工場内の作業環境の改善も期待できます。頑丈で耐久性が高い点も魅力の一つ。

ローラー部分は簡単に交換できる構造になっており、また従来のバケットタイプのコンベアで必要だった煩わしい交換作業も不要です。

このような工夫で、日々の清掃作業やメンテナンスが楽になる設計となっています。

ダブルベルトコンベアの価格相場

価格相場に関する情報は確認できませんでした。

ダブルベルトコンベアの
導入事例

製造業/鋳鉄鋳物の事例

引用元：日本ファンドリーサービス公式LP
（https://d2eqrvy9.lp-essence.com/）

バケットエレベータで砂の供給を行う場合、砂のこぼれや粉塵などの問題が発生します。そこで、それらの問題を減らすために、ダブルベルトコンベアの導入を検討しました。

導入した結果、ベルトコンベア＋バケットエレベータ＋ベルトコンベア計3台が、ダブルベルトコンベア1台のみになり省スペース化できました。また、ダブルベルトコンベアを使うことで、鋳造する砂が均一に運ばれるため、水分の偏りが減り、品質の安定に繋がりました。

ダブルベルトコンベアを
扱うメーカー・販売店一覧

※2024年12月4日調査時点で、Google検索にて「コンベアメーカー」と検索して表示された会社のうち、公式HPに「ダブルベルトコンベア」を扱っていることが明記されていた会社を紹介。

※2024年12月4日調査時点で、条件を満たす会社は、日本ファンドリーサービスのみでした。

日本ファンドリーサービス

日本ファンドリーサービスは、愛知県小牧市に拠点を置く鋳鉄用資材・副資材を取り扱っているコンサルティング商社です。

鋳造業界で40年以上培った高い専門性と、世界中の優れた製品・設備・技術を発掘する独自のネットワークを活かし、製造現場の課題解決をサポートしています。

また、現場に密着したフットワークと柔軟な対応力を強みとし、生産性向上、品質改善、コスト削減といった多様なニーズに対応します。

代表的な製品例

ダブルベルトコンベア

引用元HP：日本ファンドリーサービス公式HP
（https://d2eqrvy9.lp-essence.com/）

ドイツVHV社製のダブルベルトコンベアは、鋳物砂などの搬送に適した装置です。

2枚のベルトで搬送物を挟み、垂直や傾斜方向への搬送が可能で、床置き仕様で専用ピットが不要なため、省スペース化を実現できるという特徴があります。

さらに、傾斜など構成の自由度が高く、工場レイアウトに合わせた柔軟な設計が可能です。

砂の飛散を抑えて作業環境を清潔に保ち、メンテナンスも容易になるよう配慮されています。

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