創業は1938年。コンベアをはじめとする搬送機器を製造・販売するマルヤス機械の特徴や、導入事例をまとめました。
マルヤス機械は、1953年から搬送機器(コンベア)や自動化機器の製造販売をはじめました。現在、自由に組み立てられるユニット型のコンベアを中心に、さまざまなタイプのコンベアを製造販売してきました。
マルヤス機械のサイトには、商品の豊富なWEBカタログやCAD図や取扱説明書のダウンロードサービスなどを用意されていて、ネット上からの注文も受け付けています。
マルヤス機械は、常に時代に合った新しい形のコンベアの開発を続けています。
【主な受賞歴】
マルヤス機械は、質の高いコンベアを作るだけではありません。コンベア全製品について、品質保証の国際規格「ISO9001」、環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」を取得。製品の品質管理を徹底し、環境に配慮した新しい搬送機器の開発に取り組んでいます。
2018年には経済産業省の「地域未来牽引企業」の認定を受け、地域経済へ貢献を期待されている企業です。
マルヤス機械の特徴をまとめると…
マルヤス機械は、「小ロット多品種生産」「変化に対応できる」「コストパフォーマンスが高い」という時代の要望に応える形で、ユニット単位でレイアウトが自在に変えられる製品を開発してきました。これからはコンベアを通して、地球環境と地域に優しい企業になっていくことでしょう。
このサイトでは、さまざまな業界の搬送コンベアの具体的な導入事例をまとめています。こちらも参考にしてください。
マルチベヤシリーズ
シンプルなコンベアが標準ユニット化されているマルチベヤシリーズ。直線部・カーブ・合流・分岐など、それぞれのユニットを組み合わせて1台のモーターで動かせるので経済的です。
ローラーコンベアとベルトコンベア、動力を持たないのでコストパフォーマンスが高いフリーローラー、垂直搬送機の4種類から選択できます。
クリップベヤシリーズ
クリップベヤシリーズはパワフルなベルトコンベア。その秘密はベルトを複数(直線タイプは2つ、カーブタイプは3つ)の駆動ユニットではさみ、強力なマグネットの磁力でがっちりクリップ。作業中にベルト表面に水や油や粉がついても、ベルトがすべって外れる確率が低くなります。
ミニシリーズ
ミニシリーズはシンプルなデザインのベルトコンベアです。高精度アルミ押し出し材のフレームを使っているので軽く、レイアウトを変更するために移動させやすいメリットがあります。
オプションも多数あり、並べるだけで「合流」「切り離し」「反転」などの簡易な搬送ラインを作ることが可能。搬送物や物量の変化の激しい倉庫業や物流センターなどに向いています。
マルヤス機械のコンベアの製品事例を紹介します。
レスベヤシリーズ
レスベヤシリーズにはベルトやモーターがありません。磁力の吸引と反発を利用して搬送ローラーを回転させる仕組みです。
磁力で動く非接触駆動なので、ローラーの摩耗や発塵も少なく、音も静かです。そのため、クリーンな環境で行わなければならない精密機器製造や食品製造現場での使用に向いています。レスベアは余分なエネルギーを使わないエコロジーを大切にするコンベアとして、発明協会の発明奨励賞を受賞しています。
N1シリーズ
N1シリーズは、長さの短いコンベアを沢山繋ぎ、数多くの搬送物を運ぶタイプのコンベアです。一つ一つがシンプルなデザインなのでメンテナンスが簡単。衛生面や安全面などでも管理しやすく、食品の製造ラインにも向いています。
工程間のつなぎコンベアとして使える短機長コンベヤ(SL型)や、ラインの切り替えが可能なシャトルコンベヤ(SHT)を使えば、1つのラインを複数の用途で使うこともできて、コストパフォーマンスが良いです。
フードベヤシリーズ
フードベヤシリーズは、食品の搬送に特化したベルトコンベアです。水気や油気の多い食品現場では、常に衛生管理が必要です。フードベヤシリーズはフレームやローラーを分解して水洗いできる仕様になっていて、ステンレスと樹脂から素材を選択できます。
このシリーズの中にある「トレベヤ」は、駆動部のオートテンション機構を解除するとベルトの交換が簡単にできるよう工夫されています。令和3年から義務づけられたHACCPに準拠した衛生管理にも対応しています。
社名 | マルヤス機械株式会社 |
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住所 | 長野県岡谷市成田町2-11-6 |
電話番号 | 0266-23-5630 |
URL | http://www.maruyasukikai.co.jp |
課題を克服する搬送コンベアメーカーの選び方
コンベアによる搬送設備を整えることで、業務が飛躍的に効率化できたり、コスト削減に繋がったりと、自社の大きな武器になることが考えられます。そのためには、各社の特徴を把握し、課題解決につながるコンベアメーカーを選ぶことが大切です。
以下では、公式サイトに事例がある会社に注目し、各用途別におすすめのコンベアメーカーを紹介しています。(2021年10月調査時点)